ナツミ&クラレット

(あれ……?)

噎せ返るような臭気の中で、夏美は意識を取り戻した。どうやら
気絶をしてしまっていたらしい。ぼんやりとする視界。焦点の定ま
らぬ目で夏美は周囲をうかがう。

「ぐへへへ……」

見やるとそこにあるのは下卑た顔をした男の群れであった。その
どれもが飢えた獣のような視線を夏美に向けている。彼らは皆、全
裸であった。剥き出しの男性のシンボルを惜しげもなく夏美に見せ
付けて勝ち誇ってさえいる。

(……っ!)

刹那、痛みを感じた。下半身の肉が引きずられるような痛み。響
いてくる。お腹の中から。グチュグチュと濡れた音も立てて。

(なに、これ……)

その痛みを起き抜けの夏美の頭では理解できなかった。というよ
りも理解したくなかったのかもしれない。痛みは夏美の中から響い
てきた。肉の痛み。いいやむしろ心の痛み。涙が滲む。身を包むの
は鼻を突くような生臭さとベタベタとした感触。そして貫かれてい
るという実感。ああ、わかってしまった。嫌というほどに。

(そっか……あたし達……)

こぼれる涙はそのままにして、夏美は虚ろにひとりごちた。あま
りに惨めな今の自分の境遇を。

(負けちゃったんだ……)

リィンバウムの命運を賭けた無色の派閥との戦い。その戦いに敗
れた誓約者(リンカー)夏美は大勢の無色の派閥の構成員達からの
陵辱をその身に受けていた。

「あぅ……くっ……」

ビクンと脈動は夏美の膣内で響く。実に嫌な感触だった。生温かい
白濁のドロドロ。それが自分の胎内に注がれる。もうどのぐらいそう
され続けているのだろう。十人目から後はろくに数えていない。
ただ分かるのは自身を取り囲む男根の群れ。その列が途切れる気配
が一向にないということ。犯される。膣肉をペニスで掻き回される。
そして子宮に精液を流し込まれる。ただ惨めだった。一切の人権など
有りはしない。
まさに肉便器。施されるのは白濁の洗礼。ドクドクと流れ込む子種
汁。夏美の子宮はもう精液で満たされて、栓をしていた肉棒が引き抜
かれると注ぎ込まれたスペルマがドロりと流れ出す。すると次のペニ
スがまた栓をする。
それはアナルにおいても同じだった。頑強な男の二の腕が後ろから
がっしりと夏美を支える。その心棒として男の肉槍が夏美の菊門を貫
いている。
無色の派閥名物の台座刑。こうして屈強な肉体と長大なペニスを所
有した台座役の男が雌の身体を尻穴で固定して、前からヴァギナを犯
され種付けを施されるのだ。悪夢のペニスサンドイッチ。
台座役の男もこれが何人目なのだろう。尻肉の感覚が麻痺していた。
そんな白濁飛び散る夏美の視界の中にクラレットの姿がふと映る。

ss006

 

「おらぁっ!もっと気合を入れて腰を振れ!この裏切り者が」

「あうっ……あぁ……」

クラレットもまた陵辱を受けていた。派閥の裏切り者への制裁。
屹立したペニスの上に跨らされて、根元まで入りこんだ肉棒がクラレ
ットを膣奥まで深く貫く。そんな姿勢で自分で腰を動かすことも強い
られる。
同時に口元にも差し出される肉棒。恥垢まみれのペニスを涙ながら
にクラレットは口付ける。

「胸も使って奉仕しろ。俺達もあっちの小娘をやっちまうぞ!」

「うっ……うぅ……は、はい……」

男達から求められるがままにクラレットは奉仕する。豊かな乳肉。
それを自分の手で掴んでペニスを挟み込むパイズリフェラ。カウパー
液にまみれた肉棒がクラレットの胸の谷間を這いずる。先から顔を覗
かせる亀頭。唇で咥えて扱く。一本でも、一本でも多く、自分が肉棒
を引き受けることでクラレットは夏美の負担を減らしたかった。

(ごめんね……クラレット……)

そんなクラレットの姿を見せつけられ、陵辱の最中でも夏美も心を
痛める。

(あたし、約束守れなかった。クラレットのこと助けてあげられなか
った。本当にごめん……)

頬にはらはらと涙を伝わせながら、陵辱を受けるクラレットに夏美
は詫びる。その思いはクラレットも同じだった。こんなことに夏美を
巻き込んでしまったことをクラレットはひたすらに詫び続けた。
そんな良心の呵責を互いに覚えながら夏美とクラレットは無色の派
閥構成員の性処理用慰安婦として飼われ続けるのであった。

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