不知火ハヅキ

スクストSS投稿いたします。
今回は不知火ハヅキです。

(んん……。ここ、は…………?)

不知火ハヅキは見知らぬ場所で目覚めた。
無骨で、肌寒く、薄暗い場所―――
なぜ自分はこのような場所にいるのか…
思考を巡らせる前に、身体の違和感に気づく。

(な…一体なんなんだい……!?)

カシャン、と金属の音が響く。
両腕は高く上げられ、その手首には金属の枷。
彼女の身体は、天井から伸びる鎖に繋がれ、吊るされた形となっていた。
ギリギリ足先が地面に付くかという高さにされている辺りが余計にその身の不自由を煽る。
拘束された身体と…加えて、少しばかり全身が鈍く痛む。
ただならぬ事態に陥っていることは明白だった。
問題は、どうしてこうなっているのか……

そう思った矢先、ハヅキの耳に声が届く。
「お、ようやくお目覚めのようだな?」
低い男の声。そして現れた姿に、ハヅキはどこか思い当たるものがあった。
「あ、あんたは…。」
次第に、それまでの記憶がハッキリしてくる。

ハヅキがリーダーを務めるチーム、ココナッツ・ベガは
今回、急襲妖魔(レイドオブリ)討伐の任に当たっていた。
交戦したオブリは強大であり、万全を期して『究極変身』と銘打たれた力を身に纏い戦ってもなお
かなりの苦戦を強いられ、ようやく撃退といった頃にはメンバーは皆満身創痍の状態であった。
そうして帰還という折に……この男たちが、襲いかかってきたのである。
万全なら敵ではなかったであろう。しかし、先のオブリとの戦闘で消耗し切った身では
満足に戦うことも出来ず、彼女たちは打ち負かされていったのだった。

経緯を思い出し、ハヅキは現状を把握した。
あの後、自分は彼らに連れ去られてしまったのだと。
武器も気絶している間に壊されたか、奪われたか……。
このような状況に陥った不運を呪いたくなった。

「あんたたち…こんなことして一体何のつもりだい!?それに…!」
「おっと、そう興奮するなよ。訊きたいことはわかるぜ、お仲間の行方が気になるんだろう?」
男が言葉を制する。全てにおいて自分が優位であると誇示するようなその態度が、より神経を逆撫でる。
「安心しな、全員ここにいるぜ。」
ニタァ…と、再び下卑た笑みを浮かべる。
ほぼ確実にそうなっているであろう覚悟はしていたが、それでもやはり
他の仲間も捕らわれてしまったことを突きつけられるのはショックだった。
さらに―――
「皆、『お楽しみ』の最中さ。」
「なっ……!!」
考えたくなかった事実も、聞かされる。
「無愛想なのは何してもだんまりでいやがるし、あの暴力女は暴れて面倒。
ちっこいのは小賢しいわ…まぁ、茶髪のデカ乳はいやいや泣き叫んでそそったがな。
でもまぁ無理矢理にでもブチ込んで何度もヤりゃあ、イイ声出すようになってたさ。
へへっ、ホントついてたぜ。偶然ボロボロになって疲れ切った女と遭遇するなんてよ。」

ハヅキは今すぐにでも、この男を殴り飛ばしたかった。
捕らわれてしまったことがもどかしい。この枷さえなければ……
必死にもがくハヅキに、男が近づいてくる。
「お前が目覚めるのを待ってたんだ。一目見た時から気に入ってたんだ。
乳がデカくてスタイルもいい、身体だけじゃなくて雰囲気もエロい美人なんて最高じゃねぇか。
それに気の強そうな表情。快感で歪ませたくてたまんねぇ。さぁ、お楽しみといこうぜ…?」
「ぐっ…この…っ」
少しでも逃れようとするも、しっかりと足のつかないこの状況では大した動きにはならない。
そして男の顔が眼前に迫り、その舌が、ハヅキの頬を舐めあげる。
「……ッ!!!」
すらっとした首筋、鎖骨、豊満な胸元、臍から鼠蹊部へ…と肌を這う舌がゆっくりと下りていき
肉付きの良い太腿、小ぶりなお尻、背中…とまた上って行く。
シミ一つない綺麗な腋を通り、首筋から顔へ。鼻の頭を一舐めし、最後には唇を侵す。
身体中を舐め回され、ぞわぞわとした不快感と同時に
抗うことも出来ずされるがままでしかないことを実感させられてしまう。

「へっへ……もっとしっかり味見しないとなぁ…?」
背後に回った男の両手が、後ろから胸に伸びる。
「……っ……ぅっ…………くぅ……。」
男の手はねっとりと絡みつき、円を描くようにじっくり、その感触を楽しむように動く。
彼女の戦闘服、ビキニのような衣装のブラをずらし、直に触れる。
手に吸いつくような感触を、その薄いピンクの先端含め、余すことなく手のひら全体で堪能する。
「くそ、この下衆が……調子に乗るんじゃ、ないよ……!」
ハヅキは男を睨みつけ、絞りだすように言う。どうにか足を動かし、男の足を蹴りつける。
威力はなく、抵抗とも言えないような行為だったが、彼女にできることはこれが精一杯だった。

「おっと、こんな状況でそんなことをするとはイケナイ奴だな…。
これはちょいとばかし、お仕置きしなきゃなぁ?」
男は胸を揉む手を止めると、ハヅキの身体を肩に担ぎあげた。
「きゃっ…!?な、何を…………ッッ!!」
今度はその衣装、ビキニのボトムスを掴んで引っ張り上げる。
布地がお尻に食い込み、秘所がよりくっきりと浮かび上がる。
「何って、だから…お仕置き、さ。」

SGS007

パシィィィン!と乾いた音が響く。
男の平手が、ハヅキの尻を引っぱたいた音だった。
「悪い子へのお仕置きといったら、これに決まってるだろ?」
パシィィンパシィィンと、男は次々とお尻を打ち据える。
「ひっ!あぁっ!!や、やめ…!やめないかい!」
男はハヅキの言葉を無視しさらに一発一発と叩いていく。

しばらく乾いた音が鳴り響いた後、男が口を開く。
「おいおい、なんだぁこれは?」
男の指が、秘所に触れる。そこはしっとりと湿り気を帯び始め、うっすらと染みが出来ていた。
「まっさか、お尻ぺんぺんされて感じちゃったのか?とんだ変態だなぁおい!」
「ち、違…」
「違わねぇよ。こんなに湿ってるんだぜ?」
男の指の腹が秘所を擦り、布地の染みが拡がっていく。
「ほら、しっかり濡れてるじゃねぇか。染みまで作ってよぉ。」
「う、嘘……そんな……。」
痛みを与えられて、身体が反応してしまっていると知らされ、ハヅキは動揺を隠せなかった。

「こりゃ、もっとお仕置きが必要だなぁ?」
男はどこからか鋏を取り出すと、ビキニの股間部分、前後の穴の所をそれぞれ切り抜いた。
「こ、今度は何を…………いぅぅ!!!」
男の指が少しばかり秘裂を撫でたかと思うと、今度はその指がもう一つの穴に入り込んできた。
「叩かれて感じる変態には、こっちがお似合いなんじゃねぇのか?」
男の指は、異物を押し返そうとする動きを無視してぐいぐいと押し入る。
根元まで入り込むと、指を折り曲げ壁を擦り、また出し入れしてアナルを刺激する。
「……くぁっ……!…っ……はぁーっ……ぅ、ぁぁぁぁ……!」
本来受け入れる筈のない異物が蠢く感覚に、ハヅキは苦しそうに息を吐く。
そして、弄る指を休めることのないまま、男が告げる。
「おいおい、さっきよりも濡れてきやがったぜ。これじゃあお仕置きかご褒美かわかんねぇなぁ。」
男の空いた手が秘所に触れる。そこから溢れる蜜は、先ほどよりも確かに量を増していた。
「や……そんな、そんな…………。」
「こりゃあもう、これがそんなにイイならブチ込んでやるしかねぇな。」

男はハヅキの身体を肩から降ろすと、腰を掴み、その大きなイチモツを後ろからハヅキのアナルに押し込んだ。
「んなっ……!!あっぐっ…がっ……あああああああああ!!!」
先程とは比べ物にならない大きさのモノが尻穴を押し広げていく。
指で多少解されてたとはいえ、その苦しさはあまりにも大きかった。
「へへっ、どうだ、嬉しいだろ?好きなだけヨガれば、いいんだぜっ!」
「うぁっ…あっ、あっ……あああっ!」
男はハヅキの身体を抱え直す。両足を抱え、M字に広げさせる。
自重で身体が沈み込み、自ら奥深くまで呑み込んでいく。
抽送を続けるうち、秘所からさらに滴る雫が地面に染みを作っていく。
ハヅキの声は艶を帯びていき、その身体は責め苦であるはずの行為でどんどん高まっていた。

「尻穴ハメられるのが相当好きみたいだな。すっかりトロけきったエロい雌の顔になってるぜ。」
「はぁっ…やぁ…!ちが……ちが、う……あぁぁっ!」
「違わないだろ?甘い声であんあん喘いでるくせしてよ。ほら、これがイイんだろ?」
男が腰の動きを強める。ハヅキの声もまた、同様に大きくなっていく。
「あっ!はぁっ!あっ!あっ!ひっ…ひぁっっ!ああっ、んあぁあああぁ!」
「そろそろだろ?一発ブチ込んでやるから、イッちまい、な!」
ズンッ、と男がより強く突き上げ、精液が勢いよく吐き出される。
「あっ!んぁっ!!…あ、……ぁあぁあああああああああっ!!」
そして絶頂を迎えたハヅキの身体はビクビクと痙攣し、秘所から噴き出した飛沫が、点々と更なる染みを作る。

余韻で未だ呆然とするハヅキに、しかし無慈悲な言葉が告げられる。
「さてほら、こっちも随分欲しそうにヒクヒクしてやがるんだ。しっかり悦ばせてやるからよ。」
「ぁ…………。」
(これ以上されたら、あたしは……もう……。)
今度は男はハヅキの正面に回る。片足を上げさせ、抱き合うように、今度は前の方でハヅキと繋がる。
「ひっ…!ぁっ!あっ…………ぁああぁああん!!」

SGS008

いつの間にかハヅキの手枷は外されていたが、彼女に抵抗の気力が湧くことはなく
その空間には、快楽を享受するハヅキの甘い嬌声が響き渡る―――

数時間後、先程とは別の部屋……
椅子に腰かける男の前には跪くハヅキの姿。
横座りで、色香を漂わせる体勢の中、自ら男のモノを口に含み丹念に舐めあげて奉仕する。
その顔に表情は無く、男との行為に完全に屈した彼女はもはや、ただ男の「物」となっていた。
「へっへっ…ほんと、いいモン手に入れたぜ…。」
そうして笑う男の視線の先には、同様に彼らの物と成り果てた、ココナッツ・ベガのメンバーの姿があった。

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